『Serverspec』を読んだ(ご恵贈ありがとうございました!)ので感想とかを書いてみたいと思います。
ちなみに、本書は1/17発売なので既に書店に並んでいると思いますし、
- 作者: 宮下剛輔
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2015/01/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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電子書籍版もあるのでお急ぎの向きはそちらを購入するのもいいかと思います。
Serverspec, Specinfra を拡張したい、内部を知りたい、使い倒したい人
Serverespec, Specinfraの生みの親であり本書の著者でもある mizzy ([twitter:@gosukenator]) さんが自ら、
その代わり、開発に至る経緯や開発する上での哲学、動作仕様や内部のアーキテクチャ、ソースコードレベルでの拡張方法など、表から見ただけではわからないようなことをふんだんに盛り込んでいます。
Serverspec について詳しく解説するということは、必然的に Specinfra のことも詳しく解説することになるわけですが、ドキュメントがまったくない Specinfra についても、ソースコードレベルで詳しく解説していますので、Specinfra をベースに Serverspec や Itamae とは違う何かをつくってみたい、という方にもお勧めです。
http://mizzy.org/blog/2014/12/25/1/
と言ってるのでまちがいないです。さっさと購入して熟読しましょう。
自分も以前、ある機能を追加しようと思いざっとコード読んだのですが、ちょっと把握するのに時間がかかりそうだったんで mizzy さんに相談したら実装してくれた経験があるのですが、本書を読んだ今なら自分でできそうな気がしています!!
Serverspecを使えればいい、またはServerspecには特に関心がないインフラエンジニアの人
使うだけならネットに情報が豊富にあるのでググれば事足ります。本書でもそういった「使い方」の情報は最小限にとどめているので、そういった目的では本書はおすすめできません。
「そういった目的では」です。
「Infrastructure as Code」とは何か?改めて説明するまでもないと思いますが、インフラエンジニアならもうこの潮流は避けて通れないでしょう。
ServerspecはこのInfrastructure as Codeの重要なピースの一つである「テスト」を担う実装であり、本書の第一章にはServerspecの生まれた経緯や必要性、利用目的が書かれています。こういった内容は、コードを読んだだけでは伝わらないのでとても貴重だと思います。
つまり、本書を読むことでInfrastructure as Codeにおけるテストの重要性や戦略をServerspecというプロダクトを媒介として知ることができます。たとえServerspecに興味がなかったとしても、Infrastructure as Codeを知る上でこれはとても有益であるでしょう。
まとめると
すべてのインフラエンジニアにおすすめです!!!