そろそろFiciaについてひとこと言っておくか


ひろせ31 Ficia Photo

ぼくも携わっているフォトストレージサービスFiciaの利用料金が大幅に値下げになりました!

これまで
2GBまで無料
2GB〜12GBまで315円/月
以後10GBごとに315円/月が加算
これから
2GBまで無料
2GB〜100GBまで315円/月
以後100GBごとに315円/月が加算

これまでの料金は、正直に言って高かったと思うのですが、今回の改訂でだいぶお手頃な価格(容量)になったのではないかと思います。

値下げに加え、機能的にも骨子のコンセプトの部分がだいぶ整ってきており、いい機会だと思うので、今まで我慢してきたFiciaに対する思いの丈をここに書き綴りたいと思います。

ドッグフード( ^ρ^)食べてます

「自社の製品やサービスを自分たちも使う」という意で、「自分のドッグフードを食べる」(dogfooding, eating your own dogfood)というフレーズがあります。

この言葉を借りるならば、ぼくはドッグフードを食いまくってます

具体的にいうと、Ficiaに上げている写真は、初めてデジカメを買った2002年から現在までの写真全部で、総容量は約 8GB、総枚数は約1万枚です。ずっとコンデジですし、それほど熱心に写真を撮る方でもないのでまぁこのぐらいなんじゃないかと思います。

もちろん今でも Ficia に上げています。所有している写真を撮るデバイスは、Eye-Fiを挿しているコンデジが家用と持ち歩き用の二つ、あとiPhoneEye-Fiアプリの合計三つです。

写真のアップロードは図示するとこんな感じで、



コンデジiPhoneEye-Fi経由で上げているのですが、拙作のEye-Fi用アップロードブリッジの「Doumeki」

を経由して、Ficiaと家のファイルサーバのディスクの2か所にアップロードしています。

以前は Flickr にもアップロードしていたいのですが、Proが切れたので全部上げるのはもうやめました。ファイルサーバへの保存しているのは歴史的経緯と家庭の事情のためなのですが、Ficiaのおかげでこれもそろそろ必要なくなりつつあります。

将来的に、FiciaがGallery Remote 2プロトコルでのアップロードに対応すれば、(Doumekiを介さずとも)Eye-Fiから直接 Ficia にアップロードできるようになるので、Eye-Fiユーザはうれしんじゃないかと思います。

「全部上げ」の快適さ

自分の場合は Eye-Fi を使って「全部上げ」していますが、Eye-Fiを持っていなくても、Ficiaのネイティブアプリ(Mac版とWindows版があります)を入れたPCに写真が入ったメモリカードを挿すだけで、前回アップロードからの差分を検知して新しい写真だけを「全部上げ」してくれます。

以前は、撮ってきた写真の中からピンボケとかいまいちなのを選別して、いいのだけをちまちまアップロードしてたのですが、これがまた非常にめんどくさくてついつい億劫になり、SDカードには数か月分の写真が未整理のまま溜ってる……なんてことがよくありました。

Ficiaの「全部上げ」の場合は、メモリカードをPCに挿すだけで自動でスルスル全部アップロードしてくれるので、面倒くさがりのぼくでも手間に感じません。

確かに最初は「全部上げ」に抵抗があったのですが、

  • アップロードした写真の初期パーミッションは必ず非公開になるので、うっかりへんな写真を全世界に晒しちゃうようなことはない。
  • サーバが国内にありネットワーク回線的に近いので、「全部上げ」といってもサクサクアップロードでき、アップロードが完了するまで長時間かかってイライラする、といったことがない。
  • ネットの向こうに上げておけば、いつでもどこでもネットがあれば(仕事の合間の息抜きとかにw)写真を見ながら整理できるし、ともだちに共有することもできる。

などなどのため、もう「全部上げ」は手放せないです。

当事者が言ってる手前、提灯と思われるかもしれませんが、Ficiaのコンセプトメイキングの時点で「「全部上げ」は便利だろうなぁ」と想像していたのを遥かに越える便利さです。

2GBまでなら無料で使えますので、ブラウザのFlashアップローダでちまちま上げるんじゃなくて、是非、Ficiaのネイティブアプリをインストールして、メモリカード挿しの全部上げ→後日差分だけ全部上げ、を体感して欲しいなと思います。

上げた写真はどうする?

一応最低限の共有機能はありますが、Ficiaは「フォトシェアリングサービス」ではなく「フォトストレージサービス」つまり、

全てのデバイスの写真・動画をFiciaに集め、Ficiaを中心として、必要に応じて共有したり他のサービスにポストできる、写真・動画管理のハブとなるサービス

を目指しています。



「Ficiaから→なにか」のoutgoingは今のところ

  • Flickrへのアップロード
  • Facebookへのアップロード
  • tweetボタン
  • ブログ向けの写真張り付け (HTML)

があります。

「どうして競合のFlickrへアップロードする機能があるの?」と思うかもしれませんが、FiciaとしてはFlickrなどフォトシェアリングサービスを競合とは見ていません。

ぼくたちは、Ficiaを「ハードディスクの延長線上的なネットの向うのストレージ+管理アプリケーション」(アップロードの簡便さはここにも意味を持ってきます)として捕えてもらいたいと考えています。ですので、Flickrなどの写真共有サービスや、SNSミニブログなどの様々なWebサービスのクローンをFicia内に作るつもりはなく、そのような多種多様なサービスへは、Ficiaから簡単に連携する機能を提供しますので、どうぞそちらのサービスをenjoyしてください、というのが、ぼくたちのスタンスでありFiciaの目的とする姿です。

これから

大きく分けると、

  • 様々なデバイスから「Ficiaへ」アップロードするincomming
  • 「Ficiaから」様々なサービスへ写真を提供、共有するoutgoing
  • Ficia内の管理機能

の三本柱で、もりもり新機能や既存機能のブラッシュアップを計画しています。

今後もどんどん実装&投入していく予定で、新しい情報は逐次、Twitter@etolabo で流していきますので、followしていだければ&今後ともFiciaをよろしくお願いしますー


Ficia

テクニカルな話は…

技術的な話は、私も含め同僚ともども、機会があれば追々していきたいと思っていますーのでご期待ください^^ ウフフ