ここ数年の総括と
思い返すとことの発端はこのエントリだったんじゃないかと思います。
今、読み直すと自分でもハラハラする内容ですがw、ホテントリデビューに気を良くして職場のブログにも矢継ぎ早にエントリを書きました。
- DSAS開発者の部屋:こんなに簡単! Linuxでロードバランサ (1)
- DSAS開発者の部屋:こんなに簡単! Linuxでロードバランサ (2)
- DSAS開発者の部屋:こんなに簡単! Linuxでロードバランサ (3)
- DSAS開発者の部屋:高トラフィックに対応できるLinuxロードバランサを目指して 〜 LVSをNATからDSRへ
これをエサに釣れたのが、
で、このときがid:naoyaさんとのファーストコンタクトでした。その後、id:lopnorさん(当時はてなに在籍)やid:stanakaさんらとも情報交換をしつつなかよくさせてもらって今に至り、はてなさんとKLabのコンビで技術評論社さんから書籍も出しちゃったりしました。
[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ?スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 安井真伸,横川和哉,ひろせまさあき,伊藤直也,田中慎司,勝見祐己
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 133人 クリック: 2,270回
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技評さんといえば、少し前の話になりますが、先のLinuxでロードバランサのブログエントリが編集者さんの目にとまり、『WEB+DB PRESS Vol.37』でDSASチームでLVSの特集を執筆したり(過去記事はWebで公開しています: Linuxロードバランサ構築・運用ノウハウ)、『WEB+DB PRESS』誌上でインフラ関係の連載も書かせてもらったりもしました。このほかにも技評さんのTさんOさんIさんD井さんにはいろいろとお世話になりました。今後ともよろしくお願いします><
もうひとつの大きな転機は、またちょっと話がさかのぼりますが、2006年7月に恵比寿で行われたYLUGの「カーネル読書会」でした。
もともと出不精な上にシャイなので、外部の勉強会に参加したのはこれがはじめてぐらいで、しかも知り合いに連れられてようやく参加したという体でした。もちろん本編はおもしろかったんですが、それよりなによりその後の懇親会で何人かの人とお話しできたのが自分の中でプラスになる出来事でした。
この懇親会でお話した中にグリーの藤本さんがいました。そのときはバタバタしていて二言三言交わすぐらいだったと記憶しているのですが、後日ずうずうしくもオフィスにおじゃまさせてもらい、うちではこんな感じで冗長構成、負荷分散してまっすーというおしゃべりをホワイトボードに絵を描きながらしてきました。そしてこれがきっかけとなり、2007年2月に行われたグリーさん主催のオープンソーステクノロジー勉強会でスピーカやらないかと声をかけてもらえました。
人前で何かをしゃべるなんて経験がなかったので、このときは数日前から緊張してカレーものどを通らないほどだったんですが、終わってみると「こんな自分でも人になにかを伝えられるんだ」ということに気づきました。以後、自社主催のKLab勉強会を立ち上げて自らしゃべったり外部の方をゲストで呼んでみたり、ほかの勉強会にもスピーカや聴者として参加するようになったのですが、グリーさんの勉強会でしゃべったという出来事がすべてのきっかけだったなぁと思っています。
と、こんな感じで振り返ってみると、外へのアウトプット重視にシフトし、そして活動した数年だったなぁと改めて再認しています。
そしてこの11月からは知り合いのスタートアップに参加することにしました。なにもかもないというのは、あらゆる意味で非常に不安ではありますが、それ以上に、その先にある何かに向けてのわくわく感のほうが大きくて、充実した日々を過ごしています。
そんな感じなんで今後ともよろしくおねがいします!!